手話パフォーマンスをしながらダンスをするという魅力的な表現方法を取り入れている吉冨さくら(よしどみさくら)さん。
何故手話を取り入れるようにしたのでしょうか。
そこには、とても温かい家族の物語があったのです。
今回は、そんな吉冨さくらさんのルーツともいえる家族や生い立ちを紐解くことで、吉冨さくらさんの魅力に迫ろうと思います。
題して、
- 吉冨さくらはコーダ?
- 吉冨さくらの父・母はどんな人?
- 吉冨さくらの家族構成は?
- 吉冨さくらの生い立ちは?
とし、リサーチしていきたいと思います。
それでは、早速本題です。
吉冨さくらはコーダ?
吉冨さくらさんは、「コーダ」です。
吉冨さくらさんは、父母、姉2人の5人暮らしですが、さくらさん以外は耳が聞こえないとのことです。
最近では、アカデミー賞受賞映画『コーダ あいのうた』という作品が有名でしょう。

『コーダ あいのうた』あらすじ
主人公の少女ルビーは、耳の聞こえない家族と暮らす高校生。両親と兄のために通訳をしたり、家業の漁業を手伝ったりと忙しい日々を送っている。
ある日、ルビーの歌の才能を見込んだ合唱クラブの顧問から名門音楽大学の受験を強く勧められた。しかし、耳の聞こえない両親に自分の才能を知らせることができない。悩みながらも自分の夢より家族の助けを優先するルビーだったが、父は思いがけない方法でルビーの才能に気がつく。
後述しますが、この作品、とても吉冨さくらさんの境遇を似通った点が多く存在しています。
吉冨さくらさん自身も『コーダ あいのうた』を鑑賞し、下記のようなメッセージを添えられています。
『コーダ あいのうた』は、2022年7月21日からAmazon Prime Videoにて配信予定となっています。
Amazon Prime Video リンク先は、上記バナーから飛べます。
まだ観ていないという方は、一度視聴してみては如何でしょうか。
吉冨さくらの父・母はどんな人?
吉冨さくらさんの父親・母親はどんな人なのでしょうか。
次で順にみていきましょう。
吉冨さくらの父親はどんな人?
吉冨さくらさんが父親を大好きであることがわかる様子が、SNSにたびたび見受けられます。
吉冨さくらさんの父親はスキーやスノボー、スケートが好きと、かなりアクティブな方。
耳が聞こえないため、お店で店員さんに先に「耳が聞こえないです」とジェスチャーで相手に伝えてから話をされるらしく、そんな「相手の配慮を忘れない父が好き」と、吉冨さくらさんは父親のことを大事に想っているとのことです。
2022年の父の日にも、父親への感謝の気持ちを綴って、下記の写真が投稿されるなど、とても温かい関係が伺えますね♪

吉冨さくらさんが上京してからも、必要なものが実家から送られてくる中身には、吉冨さくらさんが小さい頃や学生の頃によく食べていたお菓子がたまに入っているそうで、それらは全て父親が入れてくれたものなんだとか。
広島の地を離れ、遠い東京という地で頑張るかわいい娘を想うがこそなんですよね。
そんな吉冨さくらさんは、好きな食べ物、好きな服、様々な影響を父から受けているとのこと。
吉冨さくらの母親はどんな人?
吉冨さくらさんの母親は、父親と同じく耳が聞こえません。
名前は吉富ひとみさん。
小さい頃から母と一緒に出掛けると、吉冨さくらさんが母の手話通訳をするなど、二人三脚で歩んできたそうです。

誰よりも傍で見守ってきたのが母・ひとみさんだったんですね。
しかし、吉冨さくらさんが芸能スクールに通っている頃は、他の生徒さんのお母さん方との話にうまく入っていけなかったりと苦労が多く、沢山母娘ともに傷つくこともあったのだとか……。
しかし、「ここで負けたくない!私は女優になりたい!」という吉冨さくらさんの気持ちをくんで、ずっと家族で支え合い、応援してくれている強い存在なんです。
そんな大好きな母・ひとみさんへの感謝の気持ちを綴った実話MVがあります。
『HANDSIGN』さんの「この手で奏でるありがとう」です。
吉冨さくらさんと母・ひとみさん、家族みんなが強い絆で結ばれているんですね。
吉冨さくらの家族構成は?
吉冨さくらさんの家族構成は、父・母・姉2人・さくらさんの5人家族です。
吉冨さくらさんのお姉さん2人も耳が聞こえないとのことです。
先に結婚されたお姉さんには、2人の子供さんおり、夫(旦那)にも聴覚になんらかの障害があるとのことです。
夫(旦那)の聴覚レベルがどのようなものかは分かりませんが、なんと、デフサッカー日本代表選手として2017年に試合に出場したことがあるんだとか!
そして、吉冨さくらさんのもう一人のお姉さんは奈々さんと言い、2021年9月に結婚されています。
奈々さんの夫・直人さんは耳が聞こえる方。
結婚式では、ボーカル&手話パフォーマンスグループ『HANDSIGN』の実話を基にした楽曲が、まさに「耳が聞こえない女性と耳が聞こえる男性が結ばれる」というものだったため、お二人にぴったりとのことでサプライズムービーとして贈られています。


吉冨さくらさんの温かい家族が、また温かい家族で繋がっていくのを感じますね。
吉冨さくらの生い立ちは?
吉冨さくらさんの生い立ちとはどのようなものなのでしょうか。
次で順にみていきましょう。
吉冨さくらさんは、耳が聞こえないろう者の両親のもとに生まれます。
吉冨さくらさんには姉が2人いますが、姉2人も耳が聞こえません。
吉冨家にとって、初めて「耳が聞こえる子が生まれた」「私(母・ひとみさん)みたいな苦労をしないで済む」と、母と父は本当に喜んだそうです。
幼少期から、母と一緒に出掛けると、吉冨さくらさんは母の代わりに手話通訳を行ったりして、家族はとても温かい関係だったとのこと。
しかし、吉冨さくらさんは、中学2年生の頃クラスに馴染めず、学校を休みがちになった時期がありました。
そんなとき、母・ひとみさんが「一緒にドラマ観よう」と誘い、よくある展開のドラマを一緒に視聴しました。
そのとき、主人公が挫けそうになりながらも立ち向かう姿を見て、「何かに負けそうなとき、人に元気をあげられるような女優になりたい」と思ったそうです。
「芸能スクールに通いってちゃんと勉強したい」という思いは両親にも伝わり、芸能スクールに通い一生懸命に頑張ります。
母・ひとみさんが、芸能スクールの他の生徒さんの保護者の方とうまく連携がとれず辛く悩んだ時期もありましたが、吉冨さくらさんは「ここで諦めたくない!私は女優になりたい!」と強い信念をみせます。
2015年12月頃(当時16歳くらい)には、島根県PRユニット『peony』として活動をしたり、芸能スクールで培ったものを力にし、才能を発揮していきます。
そんな中で、某オーディションを受けた際、オーディションには通過しなかったが、スタッフ陣から「さくらさんに光るものをみた」と言われ、是非東京の学校でお芝居など勉強しないかとオファーを頂くという出来事が!?
吉冨さくらさんは、「女優になりたい」でも、自分が東京に行けば「耳が聞こえない母を残してしまうことになる」という思いから、上京することをためらいます。
母・ひとみさんは、さくらさんの「悩んでいること、本当の気持ちを、ちゃんと向き合って話してほしい」と伝え、さくらさんの夢を追いかける背中を押してくれたそうです。
前述した映画『コーダ あいのうた』のあらすじのような生い立ちなんですね。
吉冨さくらさんは、高校の途中で広島から東京の高校へ転校することになります。
その後も吉冨さくらさんは、「女優」という目標を掲げながら、ときに手話パフォーマンスをしながらダンスをしたり、様々な分野で精力的に活動されています。
吉冨さくらのプロフィール
出典:Instagram
名前:吉冨 さくら(よしどみ さくら)さん
▶生年月日:1999年4月3日
▶年齢:23歳(2022年7月時点)
▶出身地:広島県広島市安佐北区
▶血液型:A型
▶身長:157cm
▶資格:秘書検定3級、情報処理検定3級、電卓事務検定3級
▶趣味:K-POPダンス、缶バッジ・ピンバッジ収集、御朱印巡り
▶特技:手話(ネイティブレベル)、国際手話、韓国手話勉強中、ダンス(バレエ、タップダンス、HIPHOP)
▶所属事務所:松竹芸能
▶音域:G~HiD#
まとめ
- 吉冨さくらはコーダ?
- 吉冨さくらの父・母はどんな人?
- 吉冨さくらの家族構成は?
- 吉冨さくらの生い立ちは?
と題しリサーチしていきました。
▶吉冨さくらさんはコーダ(CODA、Children of Deaf Adult/s)
さくらさん以外の父、母、姉2人は耳が聞こえません。
▶父:スポーツ好きで、相手への配慮を忘れない娘想いのやさしい人。
母・ひとみさん:一番傍でさくらさんと二人三脚で歩んできた。
▶家族構成:父、母、姉2人の5人家族
▶吉冨さくらさんの生い立ち
吉冨さくらさんが、とてもすてきな家族と支え合う、魅力的な方であることがわかりました。
吉冨さくらさんのこれからのご活躍に益々注目ですね!
最後までお読み頂き、有難う御座いました。
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