WBC2023 日本代表で活躍されている“ヌートバー”選手ですが、目の下にある黒いアレの正体は「アイブラック」といいます。
この記事では、「アイブラック」の効果についてや、ヌートバー選手以外で誰が「アイブラック」をしているかを知ることができますよ。
題して、
- ヌートバーの目の下が黒いマークの正体は「アイブラック」!
- 「アイブラック」の意味や効果とは?
- ナイターでも「アイブラック」は効果ある?
- ヌートバー以外の選手で「アイブラック」をつけている人は誰?
とし、リサーチしていきますね。
それでは早速本題に入りましょう!
ヌートバーの目の下が黒いマークの正体は「アイブラック」!
WBC2023の日本代表としても活躍されているヌートバー選手の目の下にもみられる”黒いマーク”の正体は、「アイブラック」といいます。
名前をきくと、「まんまじゃん!」と感じてしまいますよね。
しかしこれ、ファッションなのかと思いきや、とても大切な意味を持っているんです。
次でみていきましょう!


「アイブラック」の意味や効果とは?
「アイブラック」とは、ファッションではなく、眩しさを減らす効果のためにスポーツ選手がつけるものです。
つまり、日中の試合などでフライを捕る際に、太陽の光が強いとボールが見えにくくなることがあります。
また、ナイターや屋内球場でも、照明がかぶって見えなくなることもあります。

学校や市民球場、ゴルフ打ちっぱなし場でも、夜間の照明って確かに眩しいですね!
そもそも人間は、目の下に当たって反射する光を眩しいと感じています。
その反射した光が強いと、目のコントラスト感覚が狂ってしまい、ボールと空がどうかしたように見えてしまうので、結果としてボールと識別することが難しくなってしまうんですね。
そこで登場するのが「アイブラック」!
目の下、つまり頬骨(ほおぼね)に「アイブラック」をつけることで、光を吸収し、頬骨から跳ね返って目に入る光を減らす効果があるといわれています。

ちなみに、パンダやアナグマなどの目の周りが黒いのは、眩しさを減らすためという説がありますよ。
納得!
そのため、眩しさが減り、明るい場所でも背景と見たいものが見分けやすくなるのですから、プレーに欠かせないものといえますね。

ただし、”自分を強く見せる”ことを目的とした過度な「アイブラック」は、メジャーリーグでは厳しく罰金を科せられてしまうので、注意が必要なんだって!
ナイターでも「アイブラック」は効果ある?
前述したように、ナイターや屋内球場でも、「アイブラック」をつけることは効果があるといわれています。
というのも、日中と違い、ナイターや屋内球場には太陽光は入ってはきません。
しかし、ナイターは照明がとても強いため、日中のプレーと同様に必要なシーンといえます。
特に、海外の選手は日本人の顔よりも彫りが深い方が多いですよね。
そのため、より太陽光の反射を受けやすい骨格となっているため、日本人選手よりも海外の選手陣に「アイブラック」を使用する方が多い印象です。
「アイブラック」のはじまりは1942年!
「アイブラック」の歴史は結構長く、1942年のアメリカ合衆国でのフットボールチーム ワシントン・レッドスキンズのアンディー・ファーカス氏がはじまりとされています。
アンディー・ファーカス氏は、当時「アイブラック」がまだ商品化されていなかったので、”ミツロウ”と”パラフィン”と”すす”を混ぜ合わせて自分で作っていたといいます。
ファーカス氏は、焼いたコルク樫の灰を使用していたというのですから、いろいろ工夫をこらしていたんですね。
それが今では様々な選手に定着していったのですから、何がきっかけになるか分かりません。
ちなみに、日本のプロ野球においても、1980年代後半頃から徐々に装着する選手が増えていきました。
「アイブラック」の起源から日本に流れ込むまでに、結構タイムラグがあったことが分かりますね。
「アイブラック」の種類にはどんなものがある?
「アイブラック」には、大きく分けてシールタイプとグリース(液状)タイプの2種類にわかれます。
シールタイプは、本当に貼るだけのもので、取り扱いがとても楽ですね!


(↑)形もいろいろです。


(↑)昨今は、このようなカラフルな仕様にもなってるんですね。
メジャーリーガー気分を味わうのにもよさそうです♬
グリース(液状)タイプは、特製の液体が入ったペンで目の下を黒く塗っていきます。


(↑)このようなグリースタイプは自由度が高いため、個性を引き出すのにも最適ですね。
また、メジャーリーガーの多くは、こちらのタイプを使用されていますよ。
ヌートバー以外の選手で「アイブラック」をつけている人は誰?
ヌートバー選手以外で、「アイブラック」をつけている選手を調べてみたところ、下記のような選手がいました!
- ラーズ・ヌートバー選手(セントルイス・カージナルス)
- 丸 佳浩選手(読売ジャイアンツ)
- 松田 宣浩選手(福岡ソフトバンクホークス)
- 佐藤 輝明選手(阪神タイガース)
- 安田 尚憲選手(千葉ロッテマリーンズ)
- 安部 友裕選手(元広島東洋カープ)
- 磯村 嘉孝選手(広島東洋カープ)
- 宮本 丈選手(東京ヤクルトスワローズ) など
※順不同※
まだまだ網羅しきれていないので、抜けが大いにあることはご了承ください。
「アイブラック」にも、それぞれ書き方やチョイスに個性が現れていて、意識してみていくと興味深いものがあります。
ただ、昨今は野球用のサングラスの普及もあり、「アイブラック」を使用しない方も増えているんだとか。
選手にとって、一番都合が良いものをチョイスしていって頂きたいですね。


まとめ
▶ヌートバーの目の下が黒いマークの正体は「アイブラック」!
▶「アイブラック」の意味や効果とは?
→ 「アイブラック」には、眩しさを減らす効果のためにスポーツ選手がつけるもの。
▶ナイターでも「アイブラック」は効果ある?
→ ナイターや屋内球場でも照明がとても強いため、「アイブラック」に効果はある
▶ヌートバー以外の選手で「アイブラック」をつけている人は誰?
- 丸 佳浩選手
- 松田 宣浩選手
- 佐藤 輝明選手
- 安田 尚憲選手
- 安部 友裕選手
- 磯村 嘉孝選手
- 宮本 丈選手 など
最後までお読み頂き、有難う御座いました。
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