2022年1月25日(火)「22歳からファンの皆様の真心にお応えしたいという思いがエネルギーでしたが、なかなか心と身体が思うようにならなくなり」と説明し、休止期限には触れず、年内で活動休止することを発表した歌手の氷川きよしさん。
多くのファンに衝撃を与えることになった発表でしたが、これまで駆け抜けてきた氷川きよしさんに対し、ゆっくり休んでくださいという労いの思いも感じますね。
今回の発表に至るまでには、氷川きよしさんにとって様々な出来事がありました。
その中でもジェンダーレスのカミングアウトや『kiina』という愛称が誕生したことなど、印象的な出来事がありますが、
今回は
- 氷川きよしはジェンダーレスをいつから自覚した?
- 氷川きよしの愛称「kiina」とはどういう意味?
に焦点を当てて調査していきたいと思います。
氷川きよしはジェンダーレスをいつから自覚した?
氷川きよしさんがジェンダーレスの片鱗を世間に見せるようになったのは、デビュー15周年以降から(当時37歳頃)と考えられます。
「(転機を迎えたのは)デビュー15周年のころですね。日本武道館(東京都千代田区)で記念コンサート(2014年)をして、その後に喉のポリープ除去手術を受けまして。実はそれまで10年近く喉が傷んだ状態で歌っていたので、ずっとつらかったんです。でも手術して以降、元の音域に戻って高音も使えるようになってきたので、演歌以外にもロックやポップスなど、歌う幅が広がりました。だから、15周年以降はいろいろと変わってきましたね。」
「人間としての自分自身を表現するために、どうしようかな?と考えたとき、「もっといろんな歌を歌っていきたい」と思うようになりました。」
「『限界突破×サバイバー』は、「限界を突破して可能性を広げよう」というメッセージをちゃんと残したい、伝えたいと改めて思ったんですね。そこで、まずは「自分を表現しよう」という方向性に決めたときに、今のような見せ方を思いつきました。
アイシャドーを真っ黒に塗って、髪を振り乱し、ボディースーツみたいな衣装で、「自分らしく思い切りやろう!」と発想を転換したんです。それで演歌とのギャップが出たときに、皆さんが「何、何?!」と盛り上がってくださって。やはり注目していただけるのはうれしいですよね。そうやって「あれ?」と驚かせるのが好きなんです。」
引用:MANTAN WEBより
10年近く喉を傷めた状態で歌を歌い続けていたプロ根性にも驚かされますが、ポリープ除去手術を受けたことで、新たな世界が開けるきっかけになったんですね。
2017年 ドランゴンボール主題歌『限界突破×サバイバー』で見せてくださったビジュアルには度肝を抜かれ、
「本来の氷川きよしとはこうなんだ!」
を見せつけてくれた印象でした!
しかしこれはあくまでも、デビュー15周年以降に世間にジェンダーレスの片鱗を見せるようになったのであり、どうやら幼いころから悩む時期があったそうです。
氷川きよしは幼少期ジェンダーについて悩んだ
氷川きよしさんは、幼少期から女の子っぽさを持ち合わせていたこともあり、イジメを受けて苦労していたといいます。
「小さい頃は、ナヨっとして女の子っぽかったから、よく「オンナ!」とか「オカマ!」ってイジメられて苦労したこともあった。
そういう風に言われてきたから、自分をさらけ出したらダメだと。お芝居をやっても男の子らしくしようとか、「みんな一緒にさせる」という世間のルールに沿って生きてきた。どうしても、人と違っていると貶められ、イジメられるのが日本じゃないですか。
だからデビューさせていただいてからも、演歌の世界で、男の世界で生きていこうとやってきたけれど、なにか違うと思っていて……。私には私の生き方があるし、みんなはみんなの生き方がある、それでいいんじゃないかって。」
引用:デイリー新潮より
『私には私の生き方がある』と気付いたとはいえ、子供時代はナイーブで貧乏だったため、自分は生きていてはダメ…と思ってしまい、コンプレックスを抱え続けながら歌を歌ってきた氷川きよしさん。
決して公にはしてこなかった内に秘める「自殺願望」を抱き続けていた時期もあったのです。
事務所の社長の言葉、デビュー20周年が節目になった新生:氷川きよし
氷川きよしさんが自分らしさを表現するに至るまで、事務所の社長さんからの言葉が支えになっていました。
社長が『きーちゃんらしく生きていった方がいいね』と本当の自分を理解してくれたこと、そして沢山の方々が本当の氷川きよしを理解してくれたことがとても大きかったといいます。
デビュー20周年経ち、やっと成人した気持ち
ようやく歌が楽しいと思えるようになったとも語る氷川きよしさんは、
「今までの苦難も含めて全部をさらけ出し、歌にのせて表現することで、こんな私でもここまで頑張って生きてこられたんだ。そう伝えるのが歌手としての使命。人生の後半は、それを表現していく生き方をしたいなって。
40過ぎてどう生きるかと考えた際、もう世間にどう言われようが、足蹴にされようが、しっかり確信をもって表現していこうと決意した。もちろん、今後もみんなが求める「氷川きよし」もやっていきたいけれど、ひとつの色だけではまとめられない。さまざまな色を出しながら、表現していきたいなって思うんです。」
引用:週間新潮 2019年12月19日号掲載より
今やっと、『自分らしさ』を大いに表現出来るようになった氷川きよしさんは、とても生き生きとし、ただひたすらに格好よく惚れ惚れとしていまいますね。
幼少期から女の子っぽさを持ち合わせていた氷川きよしさん。
デビュー15周年以降から転機を迎え、デビュー20周年が大きな節目となっていた今、冒頭にもあった年内で活動休止発表がありました。
「これまで22年間多くのファンの皆様に応援していただき心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!
色々と報道されておりますが、事務所との確執などが原因ではなくて、とにかく22歳からファンの皆様の真心にお応えしたいという思いがエネルギーでしたが、なかなか心と身体が思うようにならなくなり、ご期待にお応え出来ないこともあり、来年からリフレッシュのためのお休みをいただくことに致しました。本当に心苦しく思っています。
今回、報道してくださったTV局、マスコミの皆様ありがとうございました。お騒がせして申し訳ありません。
一部の雑誌社の方々が、家の周りに集まっていたり、複数の車で一日中、跡をつけてきたりして怖い思いをしています。ご近所様の迷惑にもなっていますし、私も買い物にもいけず、プライベートもなく、精神的に追い詰められています。
芸能人としては仕方ないところはあるのかもしれません。でも、私も一人の人間であり、生きています。守るべき大切な人たちがいます。直接、私のところへ来られても、このコメント以上のことをお話することはありません。
黙っていたら変えられない、誰かが変えなきゃ変わらない、と思い、今の気持ちを伝えます。
そんな思いで今年はがんばりますので一年間よろしくお願い申し上げます。
氷川きよし」
休止発表コメントより
芸能人という立場上心休まらないことが多すぎるようですが、どうか何物にもとらわれず来年からゆっくり休める環境をつくって頂きたいものですね。
氷川きよしの愛称「kiina」とはどういう意味?
「kiina」とは、新生:氷川きよしを象徴する呼び名「kii」とナチュラル(natural=自然)を掛け合わせた新たな愛称のことです。
まさに今の氷川きよしさんを象徴するに相応しいすてきな愛称ですね!
まとめ
今回は、
- 氷川きよしはジェンダーレスをいつから自覚した?
- 氷川きよし「kiina」とはどういう意味?
について調査していきました。
今後も氷川きよしさん節で氷川きよしさんらしく歩んで頂き、来年からゆっくりリフレッシュしてほしいですね。
最後まで読んで頂きありがとう御座いました。